3歳に買ってよかったおもちゃとは
買ってよかったおもちゃについて、3歳の子どもを育てる保護者100人にアンケートをとった結果、以下のようになりました。
- 創造する力を養う「積み木・ブロック」が48%
- 社会性が身に付く「ごっこ遊び・ままごと」が20%
- 言葉や興味の幅が広がる「本・図鑑」が14%でした。
空間認知能力や集中力を培う積み木・ブロックや、食育にもつながるおままごとは、男女問わず人気です。遊び方次第で長く使えるという点も、選ばれる理由の一つだと思われます。
3歳になると想像力もグッと広がり、1つのおもちゃでさまざまな遊びができるようになります。さらに、ただ遊ぶだけではなく、設定を自分の中で決めて物語を作ることもできるので、ごっこ遊びやままごとができる知育おもちゃが人気でした。
言葉に興味を示し、大人とそれなりの会話ができるようになるのもこの時期です。さらにここから、読み書きができるようにさせてあげたい!という大人も多くなるため、言葉や興味の幅が広がる「本・図鑑」が選ばれています。
3歳向け知育玩具ならおもちゃのサブスクで安く試せる
3歳の発達に良い影響を与えてくれるのは分かっていても、「知育玩具は値段が高い」「遊んでくれるかわからない」という点で購入を躊躇している方も多いのではないでしょうか。そんな方には、おもちゃのサブスクがおすすめです。サイトによっては毎月3,000円かからない値段で、有名ブランドの知育玩具を6〜7点ほどレンタルすることができます。気に入ったものは安く買い取ることも可能なので「せっかく買ったのに遊んでくれなかった」という心配はしなくてもよいでしょう。
買ってよかった!3歳児向け知育玩具ランキング
ここでは、3歳の子どもを持つ家庭で「買ってよかった」と思った知育玩具をランキング形式でご紹介します。ブロックやままごと系、粘土など男女問わず楽しめるものがそろっています。シンプルな木製のものや、小学校に入っても長く使えるものは、プレゼントとしても喜ばれること間違いなしです。
1位 アンパンマン ことばずかんPremium
日本語、英語の単語だけではなく、二語文も収録されているのがこのおもちゃのポイントです。遊びながら日常会話が自然と身に付けることができるでしょう。
また、アンパンマンからの質問、言葉を使ったリズム遊び、タッチペンの録音機能といった思わず話したくなる仕掛けが満載なのも魅力の一つです。「教えてない言葉をアンパンマンから教わっている」「録音機能やクイズ形式で話すことが楽しい」と口コミでも高い評価を得ています。
2位 LEGO デュプロのまち『世界のどうぶつ』
世界の動物について学びながら、構成力や創造力を養うことができるシリーズです。
「たくさんの動物が入っていて動物好きにはたまらない」「たくさんブロックが入っているから兄弟姉妹でも遊べる」と口コミでも人気で、プレゼントとしても選ばれています。
また、デュプロは1歳半〜5歳向けに2倍サイズで作られているため、誤飲の心配が少なくて安心です。普通サイズのレゴとも互換性があり、小学生になっても長く遊ぶことができるでしょう。
3位 ボーネルンド マグ・フォーマー ベーシックセット
SNSでも注目度が高いマグネットブロックも、手先の力がついてきた3歳におすすめです。
マグ・フォーマーは、どの向きで付けても磁力が反発しない特別な作りで、遊びやすいのがポイント。三角と四角の違いを理解しながら、平面から立体まで自由に創造することができます。
口コミでは「大人がハマる」「平面から立体が作れる楽しさを覚えた」という声が多数。大人も一緒になって遊びながら、楽しさや喜びを分かち合うことができる知育玩具です。
4位 くもん出版 図形キューブ積み木
ブナ製の積み木50個のセットです。綺麗なカラーで、形だけではなく色の違いも楽しみながら遊ぶことができます。
自由に組み立てて遊ぶのはもちろんですが、付属のパターンカードを使うのもおすすめです。平面から立体まで36の問題があり、「できた!」という達成感を味わったり、今まで知らなかった図形の世界を広げたりすることができるでしょう。
5位 アンパンマン ジャムおじさんのやきたてパン工場
子どもが大好きなパンにちなんだごっこ遊びが楽しめる知育玩具。
火が光るかまどやピッと鳴るレジ、テイクアウトボックスに袋といった、パン屋さんになりきって遊べる仕掛けが魅力です。また、トングでパンをはさんだり、テイクアウトボックスに入れたりという動作は手先の発達も促してくれます。
パーツ一つ一つは大きめの作りなので、誤飲の心配も少ないのもおすすめポイントです。
6位 トイローヤル カラフル粘土8色&バラエティセット
アレルギーの子どもでも安心して遊びやすい、お米が主成分の粘土セットです。
乾きにくく、じっくり遊びこめるだけでなく、カラフルな色は、色彩感覚を養いながら手先の発達や創造力を培うことができますよ。さらに、型やソフトクリーム絞り機といった楽しい道具がついているのもポイント。手だけではなく、道具を使って作るという経験も積み重ねられます。
3歳ってどんな時期?発達の特徴
ランキングの中から気になる知育玩具は見つかりましたか?
次に、3歳の発達の特徴について解説していきます。今気になっている知育玩具が、わが子の発達にどのような影響を与えるのか、考えるきっかけにしてみてください。
IQが伸びていく時期
3歳は、記憶力が大きく発達する時期。「昨日○○したね」といったように、見たことや聞いたことを長い間覚えられるようになります。物の数をかぞえたり、色や図形を認識したり、理解力もぐんと伸びてくるのもこの時期です。
また、記憶力とともに、想像力も発達していきます。両親の会話を真似したり、テレビで見たものになりきって遊んだりと、ごっこ遊びも楽しめるようになってくるでしょう。物事を感じ取る力がついてくるため、英語や音楽など本物に触れる機会をたくさんつくり、情緒を育んであげられると良いですね。
自我が芽生えてくる
2歳頃から芽生え始める自我ですが、3歳は自分の欲求がさらにハッキリと分かるようになります。そのため、「これがほしい」「これはしたくない」といったワガママとも取れるような自己主張が強くなる時期です。大変な時期ですが、丁寧にコミュニケーションを取り、折り合いをつけられるように関わることで、心は大きく成長していきます。
また、幼稚園に入る子どもたちも多く、社会性を身に付けていく時期でもあるため、我慢や許す気持ちも育っていくでしょう。
手先が器用になる
身支度を自分でしたり、お箸を使えるようになったり、手先を使った動作がスムーズにできるようになっていきます。「自分でやりたい」という自我を大切にしながら、そっとサポートしてあげることが大切です。
手先の器用さは遊べば遊ぶほど上達していきます。子どもの意欲次第で、はさみやボタンのかけ外しといったことにチャレンジできる環境を用意してあげましょう。
言葉の発達も顕著
助詞や「てにをは」を使って、3語以上の長い会話ができるようになります。言葉のキャッチボールも上手になるため、大人も子どもとのコミュニケーションを楽しめるようになっていきますよ。
また、物の名前に興味を持っていた時期から「なぜ?」「どうして?」と理由が知りたい時期に変わっていきます。質問攻めになるママパパもいるかもしれませんが、できるだけ素直に答えてあげることで、コミュニケーション力や対話力も培われていきます。
3歳の知育玩具を選ぶポイント
3歳はあらゆる面で大きく成長していく時期だからこそ、発達を促していくのはもちろん、子どもの興味関心に合った知育玩具を選びたいですね。
3歳の子どもに知育玩具を選ぶときのポイントは、以下の通りです。
- モンテッソーリ教具なら個性を伸ばせる
- 長く遊べるものを選ぶ
- 自由な遊び方ができるものも良い
- おままごと系おもちゃも人気
- ブロック・プログラミング系は男の子にも人気
- 手先の器用さを伸ばすなら粘土などが良い
- 英語や言語能力を伸ばすなら言葉遊び系
- 対象年齢は必ずチェック
それぞれを詳しく見ていきましょう。
モンテッソーリ教具なら個性を伸ばせる
モンテッソーリ教具は、自分なりに遊び方を工夫できるシンプルな作りが魅力。
手先の力を使って取り組むものが多く、細かな動きのコントロールや集中力を養うことができます。小さいうちから手先を十分に使っておくと、少し難しい遊びにも臆することなくチャレンジしていくことができますよ。
また、遊びたい玩具がすぐに取り出せる環境を用意しておくことも大切です。子どもの「得意」「好き」をしっかり伸ばせるようサポートしていきましょう。
長く遊べるものを選ぶ
IQが発達して記憶力も伸びる時期なので、遊び方が固定されているものはすぐに飽きてしまいます。できるだけシンプルに、アイデア次第で何通りもの遊び方ができるものだと長く楽しんでくれますよ。積み木やブロック、ごっこ遊びに使えるものがおすすめです。
また、子どもの興味関心を刺激するものを選ぶのもポイント。すぐに遊んでもらいやすく、意欲や好奇心の育成にもつながっていきますよ。
自由な遊び方ができるものも良い
子どもの自由な発想で遊び方が変わる知育玩具は、創造性や問題解決力を培ってくれます。
自分で考えた遊びが成功する体験を重ねていくことで、自己肯定感も高まりますよ。反対にうまくできなかったときは、何がダメだったのか?どうやったらできるようになるのか?と考える機会にもなっていきます。
未来を生きる力として培っておきたい「問題を見つけ出す力」「課題を解決する力」も自然と身に付いていくので、ぜひ自由な遊び方ができるものも候補に入れてみてください。
おままごと系おもちゃも人気
身近な大人や物語の主人公になりきってごっこ遊びを楽しめる時期なので、おままごと系おもちゃも人気があります。
ごっこ遊びは、相手の言うことに対して気持ちを考えたり、返す言葉を選んだりしていく過程で、コミュニケーション能力が養われていきます。幼稚園などで友達と一緒に遊ぶようになれば、会話のキャッチボールも必要になっていき、周りとの協調性や、ルール・マナーといった社会性を自然と身に付けさせていくことができますよ。
ブロック・プログラミング系は男の子にも人気
ブロック・プログラミング系の知育玩具は、自分のアイデアを形にして遊びながら、構成力・空間認知力・集中力といった能力を育むことができます。
作ったものを使ってごっこ遊びを楽しむこともでき、遊びの幅もどんどん広がっていきます。考える力も伸びていくので、子どもの新たな可能性を見つけることができるかもしれません。比較的男の子から人気を集めているジャンルですが、男女問わず楽しむこともできますよ。
手先の器用さを伸ばすなら粘土などが良い
3歳は、服のボタンをかけるといった手先を動かすのが上手になってきます。さらに発達を促していきたいなら、粘土やひも通しなどの遊びがおすすめです。
特に粘土は、ちぎる、こねるといった動作で手指の力を付けたり、道具を使って繊細な動きを身に付けたりできます。また、米粉、小麦粉、片栗粉、シリコンと種類も豊富です。さまざまな素材に触れることで、豊かな感情も育んでいくことができるでしょう。
英語や言語能力を伸ばすなら言葉遊び系
覚えた単語を組み合わせて会話を楽しむことができるようになる時期。語彙の吸収スピードがさらに早くなる中で言語能力を伸ばしたいと考えるなら、ことば遊びの知育玩具を選んでみましょう。
日本語だけではなく、英単語やアルファベットを見たり聞いたりして遊べるものもあります。ブロックや音の鳴るものなど種類も豊富なので、遊びながら楽しく言葉を身に付けられるものを選ぶことが大切です。
対象年齢は必ずチェック
対象年齢とは、安全に遊べる年齢の基準です。
特に、誤飲の恐れがある小さなパーツが使われていたり、角が尖っていたりするものは、対象年齢が高めに設定されています。「この遊びはうちの子でもできるのに、なぜ高めの年齢設定なの?」と思う方もいるかもしれませんが、安心安全に遊んでもらうためだと理解しておきましょう。
ただ、子どもの発達には個人差があります。一人一人が楽しく遊んでもらうためにも、大人が発達状況をきちんと把握し、その子に合った素材や形状・大きさを選んであげると良いですね。
まとめ
子どもの知的好奇心を刺激し、可能性を引き出してくれる知育玩具。「やってみたい!」という気持ちを大切に、年齢や興味関心にあったものを選んであげましょう。さまざまなブランドの知育玩具を試したい方には、おもちゃのサブスクはとてもおすすめです。
じっくり集中したり、できた喜びを感じたりしたことを、周りの大人が共感してあげると、子どもの可能性は伸びていきます。知育玩具を購入したら、ぜひ大人も一緒に遊んでみて、楽しい時間を過ごしてくださいね。