しかし、スウェーデンの知育玩具についてあまり知らない人も少なくありません。今回は、スウェーデンの知育玩具について、特徴や定番のメーカー・有名ブランドなどをご紹介していきます。
スウェーデンの知育玩具の特徴は?
インテリアにもなるようなデザインが魅力的なスウェーデンの知育玩具ですが、スウェーデンのおもちゃならではの特徴を知っている人は多くありません。
実はスウェーデンの知育玩具は、デザインがかわいいだけでなく、さまざまな特徴を持っています。
まずはスウェーデンの知育玩具にどんな特徴があるのかをみていきましょう。
上質なおもちゃが多い
スウェーデンの知育玩具は、木製のものが多いです。角張ったものは少なく、丸みを帯びた温もりの感じられるおもちゃがたくさんみられます。木製の中でも素材にこだわっているおもちゃが多く、国際的な認証を受けた木材だけを使っているものも少なくありません。
プラスチック製の知育玩具でも、赤ちゃんがなめても安全な素材を使用しているものが豊富で、素材が上質なおもちゃが多いです。
見た目がかわいい・おしゃれなだけでなく、素材にもこだわっているため、小さいお子さんの知育玩具としても安心して使用できます。
比較的高価なおもちゃが多い
厳選された木材や赤ちゃんに配慮したプラスチックなどの上質な素材を使っており、輸入費もかかるため、スウェーデン産の知育玩具は比較的高価なおもちゃが多いです。
しかし、素材にこだわり、赤ちゃんが安心・安全に使えるようなおもちゃのため、お子さんだけでなくママやパパからも高い満足度を得ています。
デザイン性が高く、お子さんが使わなくなったらインテリアとしてお部屋に飾ってもおしゃれなので、長い目で見ると決して割高なおもちゃとはいえないかもしれません。
スウェーデンの知育玩具はなぜ注目されている?
スウェーデンは1歳児の約半分、2歳児の約8割ほどが就学前学校に通い、小さい頃から教育にとても力を入れています。そんなスウェーデンの就学前学校でも使用しているのが知育玩具です。教育に注力している国だからこそ、子どものことを考えたおもちゃがたくさん造られています。
そのため、スウェーデンのおもちゃはさまざまな知育に役立つと日本でも人気が高いです。その上おしゃれなデザインのものが多いと注目されています。
スウェーデンの知育玩具メーカー
さまざまなメーカーから知育玩具が発売されていますが、スウェーデンの知育玩具メーカーについて詳しくないという方も多いのではないでしょうか?次はスウェーデンの知育玩具のメーカーについて、有名・人気のメーカーをご紹介していきます。
それぞれのメーカーの代表的なおもちゃもあわせてご紹介していきますので、一緒にチェックしていきましょう。
ブリオ
木製の電車のおもちゃといえば「ブリオ」という人も多く、1940年頃からスウェーデンの王室でも知育玩具として使われている世界各国から人気の高いおもちゃです。
ブリオの知育玩具に使用されている木材はFSC認証を受けており、原産国がどこなのかなどがわかる、安全な素材を使っています。
電車はマグネットで連結できるため、まだ指先が発達していないお子さんでも簡単に遊べて、想像力向上や手先の発達が期待できます。
電車以外にもおままごとや積み木のおもちゃもあるため、上質な木製の知育玩具を探している方はスウェーデンのブリオをチェックしてみましょう。
ミッキィ
1944年に創業し、昔ながらのデザインで馴染みのある汽車の知育玩具を取り扱っているのが、スウェーデンの「ミッキィ」です。プラスチック製の線路よりも温かみがあり、部品が割れたり折れたりすることもほとんどありません。
機関車とレールだけでなく、駅・乗客・踏切などの木製部品もあるため、列車をつなげる以外にごっこ遊びもできて長く使えるでしょう。
ミッキィのおもちゃはシンプルなデザイン・遊び方なので、飽きのこない知育玩具としておすすめです。
マリントラ
木製のキッチンが有名な「マリントラ」も、スウェーデンのおもちゃメーカーとして人気が高いです。プラスチック製のおままごとキッチンは脚が折れたり扉が割れたりと、すぐに壊れてしまうことも少なくありません。
その点、マリントラのキッチンは丈夫な木の素材でできており、脚が折れたり扉が割れたりする心配はないでしょう。シンクの流しやコンロの取手までしっかりと造られており、本格的なごっこ遊びが楽しめます。
藤井聡太さん愛用のキュボロはスウェーデンのメーカー?
木製のためスウェーデンのメーカーと思っている人も少なくないですが、キュボロはスウェーデンではなくスイスのおもちゃメーカーです。
キュボロとは、積み木×玉転がしといった遊びができる知育玩具で、藤井聡太さんが小さい頃から長年遊んでいました。ただの積み木ではなく玉転がしの要素もあるため、どこに何を置くか、この積み木を置いたらどうなるのかを常に考えながら遊ぶおもちゃです。
キュボロで遊ぶときと将棋のときに考える脳の部分は同じ楔前部(けつぜんぶ)なので、藤井聡太さんの将棋の強さは、小さい頃にキュボロで培われたのかもしれませんね。
北欧のおもちゃブランドは他に何がある?
北欧は、スウェーデンの他にも知育玩具に力を入れている地域が多く、とても素敵なデザインのおもちゃがたくさんあります。
次は、スウェーデン以外の北欧のおもちゃブランドについて詳しくみていきましょう。
セバ
北欧に位置するデンマークのブランド「セバ」は、ミアデラという女性デザイナーが造ったおもちゃブランドです。「北欧風といえばこんな色!」というようなくすみカラーのおしゃれなデザインが多く、お子さんだけでなくママやパパからも人気が高いおもちゃが多いです。
おもちゃとして安全な素材を使うことはもちろん、お部屋に馴染むインテリアとしても楽しめることを考えて造られています。デザイン重視の知育玩具を求めている人は、セバをチェックしてみましょう。
ボブルス
同じくデンマークの「ボブルス」というブランドも、おしゃれで楽しいおもちゃが多いです。建築家とデザイナーがタッグを組んで造られたおもちゃで、「遊べる家具」として使える知育玩具となっています。
日本では「机や椅子では遊ばない」と教えることが多く、遊んでいるお子さんに怒る大人も少なくありません。しかし、デンマークではのびのびと子どもを育てるという考えが多く、ボブルスはお子さんが家具で遊ぶことを前提にして造られています。
大きな積み木や滑り台としても使えて、体を動かして遊べるおもちゃのため、想像力や身体能力の向上も期待できるでしょう。
LEGO
ブロックおもちゃの定番といえばLEGOですが、こちらもデンマークの知育玩具です。上質なおもちゃといえば木製という概念を覆し、プラスチック製のブロックを造ることを貫き通してきました。
ブロックの凹凸や結合部分の改良を重ねて、子どもの力ではめる・はずすができるよう造られています。LEGOブロックは四角い形だけでなく、丸・三角・窓・お花などのさまざまなパーツがあり、それぞれを組み合わせて好きな形を作れます。
LEGOは手先の器用さや集中力・想像力の発達を促す効果が得られると、世界中で人気のおもちゃです。
北欧以外のおもちゃブランド
教育に力を入れている北欧のスウェーデンですが、北欧以外にも知育玩具としておすすめのブランドがあります。
メジャーなブランドが多いですが、どれも知育玩具として役立つものばかりです。それぞれのおもちゃがどこの国の知育玩具かなど、より詳しくみていきましょう。
フィッシャープライス
アメリカの知育玩具といえば「フィッシャープライス」です。カラフルで目をひくデザインが多く、子どもからも人気のおもちゃで、日本のおもちゃ屋さんで見かけることも多いでしょう。
フィッシャープライスのおもちゃは、世界で1番厳しい安全基準に合わせて造られているため、安心してお子さんを遊ばせられます。新生児の頃から使えるおもちゃとして、バウンサーとセットになっているものもあり、お子さんの成長に合った知育玩具が多数揃っています。
ボーネルンド
知育玩具として有名な「ボーネルンド」は、実は日本のおもちゃブランドです。ボーネルンドは、子どもの生活や環境に優れた遊びを取り入れて、さまざまな力を自然に身につけることを目指しています。
- 自分で考えて行動する
- 気になるものに挑戦する
- まわりと協力する
- できたときの達成感を得る
知育玩具を通して上記のような経験が自然とできるように造られているのが、ボーネルンドのおもちゃです。
脳や手先だけでなく全身の発達を促すように、日本国内にはボーネルンドの室内遊園地などもあり、子どもが楽しく遊べるようさまざまな工夫がされています。
ハバ
ドイツの知育玩具ブランドとして代表的なのが「ハバ」社です。ハバのおもちゃは上質な木材を使っており、お子さんが安全に遊べるように、親が安心できるようにと、とにかく素材にこだわっています。
カラフルで子どもの目をひくデザインですが、遊び方はシンプルなおもちゃが多いです。しかし、飽きずに長く愛用できるようにと考えられていて、小さい頃に買ったおもちゃで長年遊んでいるというご家庭も少なくないでしょう。
木製のおもちゃだけでなくボードゲームやカードゲームなどもあり、幅広い対象年齢の知育玩具があります。
スウェーデンの知育玩具はサブスクで賢く利用!
北欧・スウェーデンの知育玩具は上質なものがたくさんありますが、お値段が高価なものも多いです。日本のおもちゃと比べると、倍近くする知育玩具も少なくありません。そんなときはおもちゃのサブスクリプションサービスを利用してみましょう。
おもちゃのサブスクならスウェーデンの知育玩具も定額で借りられて、高価な値段で購入しなくても遊べます。
おすすめサブスク3選
スウェーデンの知育玩具に興味があるけど、「購入するには高価すぎる……」という方にぴったりなおもちゃのサブスクサービス。しかし、「どこで借りよう?」「おすすめのサブスクは?」という方も多いでしょう。
そんな方に向けて、おすすめのサブスクをそれぞれの特徴とともにご紹介していきます。
トイサブ!
2ヶ月ごとに15,000円相当のおもちゃを借りられるのが「トイサブ!」です。1ヶ月あたりの料金は3,674円(税込み)となっており、0〜3歳は6点、4〜6歳未満は5点の知育玩具が届きます。
年齢別のプランに分かれており、お子さんの年齢や成長にあった知育玩具を選んで届けてくれます。お子さんだけでなくママやパパの希望も受け入れてくれるため、「北欧のおもちゃを入れてほしい」と伝えれば、スウェーデンの知育玩具が借りられるかもしれません。
Cha Cha Cha
2ヶ月ごとのおもちゃ交換で1ヶ月あたりの料金は3,630円(税込み)、2ヶ月以内でも希望すればおもちゃの交換を行ってくれるのが「Cha Cha Cha」です。
有名おもちゃブランドの知育玩具を多数取り扱っているため、スウェーデンなど北欧のおもちゃも借りられるかもしれません。対象年齢は生後3ヶ月〜満6歳で、小さなお子さんが万が一おもちゃを破損してしまっても、弁償なしで対応してくれます。
キッズ・ラボラトリー
生後3ヶ月〜8歳までを対象に知育玩具のレンタルをしているのが「キッズ・ラボラトリー」です。1ヶ月あたりの料金は4,378円(税込み)で毎月おもちゃを交換してくれます。
隔月の交換であれば1ヶ月あたりの料金は2,574円(税込み)のため、高価なスウェーデンの知育玩具を購入するよりも安く遊べるでしょう。希望のおもちゃはLINEで伝えられるため、忙しいママやパパにもぴったりです。
まとめ
知育に力を入れていておしゃれなスウェーデンのおもちゃは、どれも魅力的なものばかりです。北欧以外にもおすすめの知育玩具もあり、どの国のおもちゃも劣っていません。
知育玩具は高価なものが多いですが、おもちゃのサブスクサービスを利用して遊ぶことも可能です。一度レンタルしてみて、インテリアとして飾っておきたい・兄弟にも使いまわそう、という場合は購入してもよいかもしれません。
楽しく遊びながらお子さんの力を伸ばせるよう、ご家庭にあった方法で知育玩具を取り入れてみてくださいね。